●厄除け厄祓い災難避け
●足腰の病いの守り
●書道能楽
●宇宙大地讃頌
●知恵増
厄除けの空海上人は真言宗の開祖にあたります。人々のために生きた僧侶です。
山林での修行に入り、24歳で儒教・道教・仏教の比較思想論でもある『聾瞽指帰』を著し、

奈良仏教から平安仏教へと、転換していく流れの劈頭（へきとう）に位置し、中国より真言密教をもたらした。能書家でもあり、嵯峨天皇・橘逸勢と共に三筆のおひとり

綜芸種智院という庶民のための私立教育施設を創設します。
四国八十八カ所を開創するなど、悩み苦しむ人々にご利益があるようにとも動かれました。
「弘法大師」という諡号（贈り名）が下賜された921年から、ちょうど1100年になります。つまり弘法大師は空海と同一人物なのですが、真言宗の開祖の空海が閉眼してからおよそ100年後に登場した荒唐無稽ともいえる人物が弘法大師なので、人格的には別人といってよいということだそうです。
童子が書した「龍」の字に大師が点を加えると文字が龍と化した。このような弘法大師の能書伝説は数多く書道の神様とも知られます

中国から帰国すると「密教を広めるにふさわしいところがあれば、教えたまえ」と持っていた三鈷杵を投げ上げたところ高野山でその三鈷杵が見つかりこの地に伽藍を建立する伝説から高野山は彼によって修禅修行の道場として開かれました。
現代も修行の地である四国の霊場をお遍路する人々が絶えません。お遍路さんは弘法大師の分身！という思いで遍路者に食べ物や金銭、一夜の宿を無償で喜捨する「お接待」と呼ばれる風習があります

曼荼羅秘法　サンスクリットを3ヶ月という期間で会得し唐の國師である恵果から真言密教の師と認められ

東大寺に灌頂道場真言院を建立

風信帖は最澄に宛てた空海の手紙、中国にわたって最先端の仏教を学び日本へ帰ってきた最澄と空海が協力して、今後の日本仏教を作り上げていくのだという目的が美しいです。

風信帖(国宝)
真言密教の秘法，灌頂を授けた人々を記した「灌頂歴名」(国宝)

62の年で永遠に深い禅定に入る禅定とは心が定まった状態にあって動揺しない境地にあることです。死期を迎える時期。醍醐天皇から功績に対して諡号が贈られました。
最後のお言葉
「生れ生れ生れて生の始めに暗く 死に死に死んで死の終りに冥し」

南無大師遍照金剛とお唱えすると更に大吉です

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